金嶽山法善寺│管理者さんの投稿

金嶽山法善寺は、埼玉県長瀞町の寺院です。臨済宗妙心寺派に属します。
本尊は、阿弥陀如来、脇侍は、観世音、勢至の両菩薩で、他に廃寺になった妙音寺本尊
十一面観音も合祀されています。創立は文明八年(1476)、開山は一家嵐西堂和尚、開基は
初代天神山城主藤田康邦です。
　法善寺は、長瀞から1.5キロ北の金嶽山の山麓にあります。長瀞七草寺霊場の一つ、
藤袴の寺であり、またしだれ桜でも有名なお寺です。参道入口は、県道に面していて、すぐそばに駐車場の看板もあるのでわかりやすいと思います。参道入口には、「抜苦与楽」の子育地蔵尊、如意輪尊の板碑と寺標が並び、その上から花笠のような枝垂桜の枝鞘がたれて、静寂な雰囲気を作っています。山門をくぐると本堂があります。この本堂は、今から
二百七十年前の天文四年(1739)に建立されました。正面の欄間彫刻は、当時の江戸一流の
彫り物師、後藤正綱の作で、竜虎の彫刻は、彫が深く重厚で、非常にダイナミックな物です。
藤袴は、本堂左手の寺務所の前の庭に咲いています。
　御朱印の受付は、寺務所にて9時から17時です。こちらでは、七草寺霊場専用の御朱印帳や名前なしの通常サイズの御朱印帳も扱っています。
最寄り駅は、秩父鉄道野上駅です。約750ｍ離れています。徒歩でも来られる距離で
すが、楽をしたい方は、長瀞駅前の観光案内所でレンタサイクルを借りると良いと思います。
レンタサイクルは、通常の自転車と電動自転車どちらか選べますが、道光寺だけでなく
長瀞七草寺霊場を全てまわる場合には、電動自転車の方が良いと思います。不動寺や遍照院、
洞昌院は、坂を上った場所にあるので通常の自転車だと少し大変です。